タイ古式マッサージのマニアックな話

タイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

風 は気の一種ではありません

タイ古式マッサージでは四大要素のひとつであるLom(風)に触れていきますが、師匠は「風は気ではない」と言っていました。しかしながら気の概念には所説あり、文章を読むと「気と風はほぼ同じではないか?」と解釈できるものもあります。でも両者の違いはとてもシンプルでわかりやすいものです。「気功」で練習や鍛錬すれば「気」は扱えるようになるようですが、タイ古式マッサージで「風」に触れることはできてもコントロールはできませんし、役に立つこともあればそうでない時もあります。私は「気」に触れたことがないため「気」がどのようなものなのかはネットや書籍で得た知識や情報からイメージすることしかできません。でも「風」のことはよく知っていますし、いつも触れているのでイメージは使いません。頭で考えることをやめた時、風のことがよくわかるようになりました。

タイ古式を受講する時、師匠より「今までの知識や技術はいったん横に置いて下さい。ナーブタッチ習得の妨げになりますから」と言われましたが、それはつまり頭が知る知識だけで風を捉えようとすると「イメージ」へと結びついてしまう、ということです。なので、予めの知識や技術はタイ古式マッサージとはまったく別モノだと理解する必要があります。もっと言えば今までの技術や知識は捨ててしまわなければ、タイ古式を知ることはできないでしょう。私の場合、本国タイに行ったこともなければ、本場のタイ古式マッサージを知らなかったので、逆にそこがよかったのかもしれません。

東京に来て改めて「自分が習得したタイ古式マッサージタイ古式マッサージではない」ということを教えてもらいました。そして私には風を扱うタイ古式マッサージ以外はできないので自分で店を立ち上げることにしました。

夏季予約でよくやっていた腹部のマッサージ(ソフトチネイザン)でお腹が動く現象は「アムリタ」と呼ばれ、風の動きの一種だと師匠は言っていましたが、いつものことですが真剣には先生の話を聞いていなかったので、次回沖縄に帰ったら復習レッスンを受講します。まだまだ知りたいことが沢山あるため、10年経過した今でも定期的に学んでいます。ソフトチネイザンの技術もそうですが、技は生きていて、ふとした瞬間に「ん?なんだ今のは?」という気づきや発見があり「あら?これはいつからやっているのだろうか?」と自分でも知らないうちに新しいことをやっていたりします。お客様とも「あれ、こんなの前はやってなかったですよね?」「はい、最近降ってきた技法なんですよ~」なんて会話をしています。これからもブログで私の知っているタイ古式のことをマニアックに書いていこうと思います。あ、でも書いている内容に特に意味はありませんし、今この瞬間思いついたことや書きたいことを活字にしているだけなので、皆さまもテキトウに読んで下さい。