タイ古式マッサージのマニアックな話

タイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

ややこしいタイ古式マッサージ

私の習得したタイ古式マッサージはストレッチやツボを指圧するために型をやる一般的なタイ古式とは種類が違います。具体的に何がどう違うかというと

指圧やストレッチではなく内側に存在する自然治癒力のひとつであるロム(風)が流れるセン(神経)を探すために型をやる技法なので「神経に触れる」という意味で「ナーブタッチ」という名称で呼ばれています。

と説明したいのですが、、、

「ナーブタッチ」という同じ名称の対極の技法があるようです。レックチャイヤというタイのスクールでは腱をはじくとても痛いタイプのタイ古式マッサージを「ナーブタッチ」というそうで、、、。

先日、チネイザンのセラピストさんに「チネイザンでは風を捉えるのですか?」と聞くと「悪いものを運んでくる風は撃退します」との返答だったので「悪い風だと認識して撃退するのですか?」と聞くと「風の感覚はわかりませんが、メソッドの中に悪いものを取り除く仕組みが入っているので、その通りにやれば風は撃退されるのだと思います」との返答で「痛いのですか?」と聞くと「炎症や何か問題がある場合は痛い時もあります」とのことでした。ということは、腹部の調整方法もまったく違います。ナーブタッチは「風の感覚を探して遅れてついていく」という風ありきの技法ですが、そのやり方はざっくりとしていて曖昧です。「悪い風を撃退する」というよりは「風の質を変換する」という感じで、質の変化は手の感触でわかりますし、痛みはほとんどありません。手順や決められた手の位置や角度などもないため、実践の中でやり方を探り当てていきます。師匠は「ソフトチネイザン」と呼んでいますが、、、あ~ややこしいなぁ、もう。こうなったら「沖縄市のサマディのナーブタッチ」とか「宮城先生のソフトチネイザン」ということにしておきますが、私の師匠の宮城先生は本国タイでタイ人の先生より技を分けてもらったそうです。でも、ある日いつものように学校に行ったらその先生は辞めていて、その後の消息は不明なのだとか。さらにナーブタッチという技法のタイ古式マッサージには衝撃的な事実が隠されていますが、もし知りたいというマニアックな方がいらっしゃったらぜひご予約下さい。この技法にまつわる歴史的背景などを含むあれやこれやを型をやりながら、センを伸ばしながら、風に触れながら、お話しします。