タイ古式マッサージのマニアックな話

タイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

自由を知るためのタイ古式マッサージ

自由とは支配や依存のない精神状態のことで、責任が伴う。あらゆるものから自由になる為には自分の考えや行動に責任を持ち、引き受けていけるようになるといいのかもしれない。つまり「責任を負う」覚悟さえあれば大半のことはなんとかなる。

タイ古式の時間は型を使ってセンに触れ風を探す。好きな型でやっていいと言われているが、肩、首コリ、腰痛などに効果的なテクニック等もないので、自分で90分、120分、180分の流れを決めなければならない。なので当然自分の決断と行動が必要となり、その決断や行動を自分で引き受ける(責任を持つ)ようになる。それを繰り返していくことで、決断するチカラ、行動するチカラが身についていく。

実生活でも同じことが言える。

物事は流れに任せるだけでは不十分。いや、自分の意識や思いに流れが発生するため、考えて行動しなければ事態は動ない。

日々の生活の中で自分に課せられた問題に直面した時、自分の価値観や判断基準の中で

これは自由だね

それは自由じゃないね

が感じられるようになるが、例えば自由じゃないと思えるものに対して、世の中を変えることも自分以外の何かを変えることも難しい。けれど、折り合いをつけていくことは可能だ。こだわりを持たず、柔軟な姿勢でいれば引き受けられる範囲内で物事を受け入れていける。タイ古式の技法で押して引いてちょうどいい場所を探しながら風の着地を待つように、自分の決断と行動とそれに伴う物事の流れや周りの意見などを調和させながら様子をみていけるようになる。自分を相手に押しつけすぎず、相手を受け入れ過ぎず、押して引いて陰と陽のちょうどいいバランスを塩梅する。課題や問題によっては時間をかけなければならないこともあり、すぐには解決しない、解決できないケースも多々あるが、物事が動き始めるそのタイミングを気長に待てる自分でさえいれば、急いで解決する必要もなくなる。タイ古式で上昇したエネルギーをトーンダウンさせると、地に足がつき現状に適した決断や行動ができるようになる。

効果的なテクニックやお客様の要望に沿えるかどうかわからない技法なのに、なぜタイ古式をやるのか?

かつてはこのような疑問を抱いていたが、それは違っていた。

タイ古式の技法の中には無限の可能性を秘めた効果的なテクニックが沢山詰まっている。センを引いてふわりと浮く感じ、ニョキニョキとセン(神経)が伸びていく感じ、「ジュッ」より風の門を開くとエネルギーが一点に集まってきて、どんどん内側へと入っていき、身体の外側へと大きく広がっていく。すると心と身体の深い部分から癒しが起こる。身体の軽さと共に心の不安が消え、穏やかになる。純粋な好奇心が風と繋がり、症状改善を含むあらゆる変化が巻き起こるが、症状の改善は単にギフトのひとつでしかない。触れる風、手渡す風、受け取る風、自由へと繋がる風。人の心と身体の神秘へと繋がるセンのその先にあるものがまだまだ知りたい。というワケで私のタイ古式マッサージを知る旅はこれからも続いていく。