タイ古式マッサージのマニアックな話

タイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

自分と向き合わない

何かを思い出して過去の記憶を書き換えてみても、それはその時だけのことで、そう簡単に人の思いは消えたり流れてはいかないような気がします。逆に封印していた記憶を呼び覚ますことで、必要のない罪悪感や嫌悪感が襲ってくることもあります。ボディ、ソウル、マインドは繋がっていますから、その理屈から考えても、思考と感情だけではなく身体の浄化も必須です。

タイ古式は身体から思考や感情へと働きかけ、問題に向き合うことなく、問題を掘り下げることなく、エネルギーの変換を行います。身体の中のセンを動かしながら、つらつら考えていることをなんとなくフェードアウトさせていきます。タイ古式は「自分の中の問題が解決したのかしていないのかわかならいくらいがちょうどいい」というスタンスなので、雑談や世間話といったよもやま話をしながら、内側に集中している「気」を外側へと拡散させていきます。「自分自身に向き合う」とか「過去を完結させたい」といった意識をズラしてしまうので、問題を見つめ解決したい方は混乱します。でもその混乱を引き起こすことこそがタイ古式の目的で役割です。

人間の内側は複雑かつ繊細な上に、感情や思考はコロコロ変わりますので「自分の内側に付き合うこともないのでは?」と問いかけてきます。問題に意識を向けるのではなく、少し横に置いてみると、心や身体に余裕やゆとりができて、解決のアイディアが浮かんできたり、向こう側から解消の時がやってきたりします。