タイ古式マッサージのマニアックな話

タイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

風との対話

風とは何か?

調べてみると「空気の流れのこと、あるいは流れる空気自体のこと」と書いてあった。空気、つまり空にある気に流れや動きがつくエネルギーを風と呼ぶのだろう。

私達の内側を流れる風はバンタより外界と私達の内側を行ったり来たりしている。タイ古式で内側の風に触れて心と身体の風通しをよくすると、筋肉がゆるみ心も軽くなる。私は風との対話が好きだ。風は私の良き友人。色々教えてくれるし、いつも助けてくれる。私と風は対等平等な関係で、支配と依存や give and take の間柄には決してならない。風はコントロールできる存在ではなく、コントロールしようとしなければ私にぐっと近づいてくる。そんな近からず遠からずな距離感が互いに心地いい。

風には暴風や強風など激しい風もあるが、そよ風や春風のように優しい風もある。それは私の心模様と同じで、穏やかで愛情深い母親でいられる時もあれば、激しく荒れ狂うヒステリックなガミガミ母さんに豹変することもある。でも、タイ古式をやると私の心は良い方向へと変化する。気性の激しさが何事もなかったように静かにそして穏やかになる。それはまるで荒れ狂う台風が過ぎ去った後の青空や晴天と似ている。

私はタイ古式で風に触れると自由を感じる。あらゆるしがらみを忘れ、しがらみから自由になって

「そうか、そんな考え方もあるのか、そんな方法もあったのか」

という具合に自分の思いの先へと進むことができる。

たとえ自分の中がグダグダでウダウダで、どうしようもなく冴えない時でも、風と遊ぶとゼロの地点に戻ってくる。プラスとマイナスを冷静に客観的にとらえることができれるようになり、「これから先もきっと大丈夫」と思えてくる。

もしも風に近づきたいのなら、自分も同じ質を持つといいと思う。風のように自由気ままに今を生きる、みたいな。

「そんなこと、できるの?」と疑っているうちはまだまだで、私がもし「タイ古式で売上と集客を得よう」という目標を立てたなら、その目的を達成しなくてもいいようにするためにタイ古式をやらなければならない。

という感じで、私は自分の想念から自由になるためにタイ古式をやる。

「自由とは何だ??」

タイ古式では人間の内側にある自然治癒力(火、水、地、風)に触れることは可能だが、「空には行けない」と師匠は言っていた。でも「空」を予感させるような場所へと導いてくれる深い風に出会えたなら「空の入口」までは行ける。

自分の人生にアップやダウンがあっても、内側の自然治癒力に助けられ、空の入口から降ってくるサティを受け取ればまたフラットな状態へと戻る。そして風が教えてくれた自分の思いを越えた別の価値観や新しい発想を味方につけて、好奇心あふれる行動力で未来へと進んでいこう。そのために私は今日も明日もこれからもタイ古式をやるのだ!