タイ古式マッサージのマニアックな話

タイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

サティを得る

タイ古式マッサージでは生命エネルギーが流れる管のことをセンと呼びますが、センは体内に72、000本あると言われているため、身体のどこをどう触ってもセンに触れていることになります。さらに皮膚の下のセンの中には「風」が存在していて、風の様子や具合が心や身体に影響していると考えています。でも、触れたセンに風が集まっているのか、そうでないのかはしばらく観察してみなければわかりません。

指圧やストレッチなどを含む「型」は風の入口を探したり、風に直接触れるためのもので、筋肉のコリや張りをほぐすためでも、皮膚や腱を伸ばすためでも、骨の歪みや身体の痛みや不具合や違和感を改善、解消するためでもなく、風の存在を確かめるために行います。「指圧」はツボ押しではありませんし「センを引く」はリンパの詰まりを改善し血行をよくするためのものではありません。「なぜそこを押すのか、そこを伸ばすのか?」の着眼点はすべて風と関連していて、型や指圧やストレッチが身体の症状を改善したり解消したりするとは考えていません。型は風に触れサティを得るためのものです。

サティとは気づきや直観、霊性を伴った魂の変化だと思っていたのですが、どうやらそれも私の思い込みだったようです。先日、タイ古式マッサージを受けながら先生の話を聞いていると、そう感じましたし、それがわかりました。なので改めて「サティとは何ですか?」と質問してみると、、、先生の答えは「わかりません」でした。しばらく沈黙した後、思わず大爆笑してしまいました。いや~本当にタイ古式マッサージらしい答えです。答えがない、答えがわからないなんて、私はますますタイ古式が好きになりました!こうなったらとことんわからないまま、やり続けていきます。最も古く原型(シャクティ)に近いと言われているタイ古式マッサージ(一応チェンマイスタイルの仲間)にすっかり魅了されています。色々な意味で怪しくもありそして奥深くもある技法です。