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タイ古式マッサージのマニアックな話

本当のタイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

そこから離れる

考えても考えても答えが出ない時はいったん保留にします。考えすぎるとどんどん複雑になり、ますますわからなくなってしまうからです。私の場合、ご予約の時間にタイ古式をやると落ち着きます。複雑になりどんどんわからなかくなってしまった悩みが大したことではなくなる、もしくは私の単なる思い込みだったと気づいたり、何に悩んでいたのか自体を忘れてしまうこともあります。

風を集めて散らす時の「引いて、押して」の技法は、身体だけではなく心の内側にも近づけて遠ざけて、を繰り返します。現状から離れて時間や距離を取った後に再び現状へと寄せていきます。風のエネルギーを仲介してそれらを行っていますが、この概念や感覚は私が今まで習った他のセラピーやトリートメントには入っていませんでした。

私が習得したのは「セン」だけではなく「風」を扱うタイ古式マッサージです。

アーユルヴェータ発祥の地インドにも、タイ古式マッサージが生まれたタイ本国にも、もうこの技法は残っていないそうです。

センを通る風がお客様の慈悲の心へ触れさせてくれます。慈悲の心の心地よさに包まれて、呼吸が静かに深くなり、焦りやがトーンダウン、ペースダウンします。以前の私は「早く決めたい、早く知りたい」症候群でしたが、タイ古式マッサージで焦りや不安を少しの間横に置くことができるようになり、さらに風が私とお客様の双方をより良い方向へと導いてくれます。