タイ古式マッサージのマニアックな話

タイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

改善や結果はついてこないタイ古式マッサージ

タイ古式ヒーリングに出会う前は結果や評価に大いにこだわっていました。「これならお金を支払ってもいい」とお客様に思っていただけるような技術を習得し「身体の不調の改善や変化が出るようなメニューを提供したい!」と真剣に考え続けてきました。でもある日ふと面白いことを思いつきました。

「症状改善や不具合に特化したサロンは沢山あるけど『改善するかしないかはわからない』というコンセプトの店は存在しない。ということは、、、私の店はオンリーワンになれるかもしれない☆」

我ながらユニークな発想にワクワクしたのもつかの間「果たしてそれを受け入れて下さるお客様はいらっしゃるのだろうか?」という疑問が生じ、意気消沈。

結果や改善を求めないお客様??

で、私はやってみました。

「タイマッサージは何に効果があるのですか?」

「さぁ~私にはわかりません」

「肩こりに効くのですか?」

「はい、肩こりに効く時もあると思います」

「筋肉をほぐすのですか?」

「筋肉をほぐす手技ではありませんが、ほぐれますよ~」

「整体に行くと猫背と言われますが、頭痛はそのせいですかね?」

「う~ん、どうなんでしょうねぇ。タイ古式ではそういう考え方はしないのでよくわかりません」

「どれくらいのスパンで通った方がいいんですか?」

「通わなくていいですよ」

数年間はこのようなやりとりが続きましたが、いつの間にかお客様も私と同様に改善や効果を気にされなくなりました。

「あ~楽になった」

「あ~軽くなった」

「あ~すっきりした」

「あ~よく寝た」

「あ~よく笑った」

「アッっという間でした」

今、お客様のご感想はシンプルです。

つまりそれは、、、

私がセンに触れられるようになった、風に触れられるようになった、お客様に風を手渡せるようになった!ということで、

「私は風に触れ、風の香りをかぎ、風の味を知り、風のささやきを聞き、そして風をみることができるんだ~」という喜びと感動で胸がいっぱいです。

タイ古式マッサージが大好き♪」という私の想いが風に乗ってお客様へと伝わっていきます。私の中の純粋な気持ちに風が答えてくれます。そして「私もやってみたい!」という方には全部、ぜんぶ、ぜーんぶ、手渡しています。そうするとタイ古式マッサージがもっと上手になります。本当に不思議な魅力がいっぱい。ぜひお試し下さい☆

 

 

セラピストは疲れたエネルギーをもらう?

「セラピストとして人に触れるとクライアントさんのエネルギーを受けて(もらって)疲れませんか?」とよく聞かれますが、今日はそんなことのお話しです。

セラピストの経験が浅い時代やオイルトリートメントが主力メニューだった頃、1日に3~4名様のご予約をお受けした後は、他のことが何もできないくらいグッタリしていました。あの頃はタイ古式で感じる「風のエネルギー」の存在も知らず、触れることもできなかったので、心地いい疲労感ではなく単なる疲労感だけが残っていたように思います。具体的に説明しますと、初対面の方とのやり取りに対する配慮に集中していたり、段取りや導線を意識したりする神経的な疲労です。それらに加え「お客様に満足いただけただろうか?またご予約いただけるだろうか?」という結果や評価へのこだわりや執着がさらなるプレッシャーとなり、常に不安や心配を抱えながら接客やセラピスト業をこなしていました。つまり、お客様の気を受けたのではなく、自分自身の気がエネルギーの混乱を巻き起こしていたのです。

現在は信頼できるタイ古式マッサージという技法があるので、力を抜いてリラックスしてご予約をこなせるようになりましたし、心地いい疲労感以外はほとんど感じなくなりました。でも「もしかすると、、、お客様の気をもらったかもしれない」とふと感じたならば、その時は本当にもらってしまったのかもしれません。が、、、それは限りなくunsureですし、気の精とはたまたますれ違っただけでこちらが意識しなければ近づいてくることもありません。要するに「気にしなければ気にはならない」のです。

さまざまな要素が重なって身体が重くなったり気持ちが滅入るような疲労度マックスの時はお風呂に入って寝れば楽になります。シンプルですが、リカバーするのには有効な手段です。

怠け者のヨガ

以前のブログに書いた記事です。

年末サマディ(師匠の店)に行った時のよもやま話です。
 私「占いが主となるRuLu ではお客様の内側を読み取る手段としてタイ古式を活用していますが、それでもいいですよね?」
宮城先生「はい、いいんですよ~。タイではお坊さんがタイ古式をやりながら悩みや相談事を聞いたりするのですが、タイ古式をやると何が悩みだったかを忘れてしまうという現象が起こります。悩みや不安がいつの間にか消えてしまうという効果があります。なのでカウンセリングというカタチで話を聞くのがめんどくさいというお坊さんはタイ古式をやるそうですよ~」
 私「いや、それはとても面白いですね。まさしく怠け者のヨガではないですか(笑)」
タイ古式マッサージとは寝ているだけでセラピストに身体を動かしてもらうから怠け者のヨガという意味ではないのです!

RuLuではタイ古式の後に占いセッションを行いますが、表面から読み取れること(誕生日からみる数秘術やお客様のお話)以外のこと(お客様の本質や真ん中の軸)を受け取ります。センは小宇宙(人体)だけではなく宇宙や大地へと続く回路ですから、wind channel を開けばさまざまな情報がやってきますので、 この情報をお客様へとお伝えしています。

曖昧なタイ古式マッサージ

古いタイ古式マッサージの特徴のひとつとして「エネルギーの変換」があります。心情や心境が変わったり身体の感覚が変化します。でも、何かが大きく変わるということではありません。

「そう言われてみるとなんとなくそうかな?」「もしかすると、そうなのかな?」

という程度の、なんとも曖昧でよくわからない感じです。なので受けても受けなくてもどちらでもいいもの、というコトだけはハッキリしています。でもなぜ私はこんなにもタイ古式に魅かれ、タイ古式をやり続けているのか?その理由を知りたくないですか?知りたい人はぜひ受けてみて下さい。私のタイ古式は口伝伝承されてきた技法ですから、言葉や文章では表現や説明が不十分ですし、頭で考えるものでもなく、感覚で受け取ってもらうものです。風が作用すれば変化が起こり、施術者が症状改善に作用するような風を知っていれば、お客様を今必要な「ちょうどいい場所」へと導いていけるハズです。でも、その「ちょうどいい場所」がどこなのかは私にはわかりません。そこは風のみぞ知る。だから魅了されますし、その場所が知りたい、と思うのです。

純粋なエネルギーに触れます

「そういえば先日知人の○○○さんにLUNA SUN CHI を紹介したけど、来てた?」

「う~ん、わからない」

「わからないって何よ?普通名前くらい聞くでしょ」

昨日の友人との会話ですが、私は予約時にお客様のお名前はお尋ねしません。もちろんお住まいや連絡先、年齢、職業、家族構成といった個人情報もほとんどお聞きしません。タイ古式マッサージでお客様に内在する風に触れると、あらゆることがわかるので必ずしも表の情報は必要ないのです。

先日のブログでも紹介した「タイ式マッサージ ~タイ伝統医療の理論とテクニック~」という本の中の1節に「風は体の機能にも影響を及ぼしますが、思考や感情といった心の動きを調節し、5感で経験したあらゆる思考や感情を心身に反映させそれに応じた反応を表に出します。」とあるように、もしその時、お客様の身体の不具合の軽減が必要ならそのようになるでしょうし、心を軽くしたい、軽くした方がよさそうな場合は風がそのように導いてくれることでしょう。私は風が安心、安全で信頼できる存在だということをお客様にお伝えしていきます。風を含む4大要素とは長年付き合っていますので、彼らのことはよく知っていますよ。その4つの要素はお客様自身の中にある純粋なエネルギーとも言えます。人間ですからその純粋さがプラスやマイナスに傾くこともあるでしょうが、そのような場合はなぜそうなっているのか、どう軌道修正すればいいのかがわかれば納得できると思います。

施術者側には技のレベルがあります。まずは風の感覚を理解し、風と友達になれれば火、水、地も変化していきます。どんな時にどんな変化をもたらすのかを実践で学びます。もしもある種の目的(早く上手くなりたい、早く症状改善に導く技を身に着けたい)を持っている場合は「その目的は必要ありませんよ」と教えられます。「余計な思考は持たず、好奇心や遊び心で風と付き合うように」と見えないマスターから諭されます。タイ古式をやる時の心積もりや向き合い方は私よりうんと先を歩く師匠から学びます。授業の中で師匠より風の存在やサティが現存していることを見聞きします。今私が歩んでいる道を師匠も歩んできたのですから、師匠は常に私のよき理解者、よき指導者です。そうこうしているうちに、いつの間にか自分の気持ちに変化が起こります。欲や目的を忘れ「タイ古式が好きだからタイ古式をやりたい」と思えるようになります。その変化の後は、タイ古式をやると自分のバンタ(チャクラ)や5感(触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚)が活発になります。自分とお客様との間に共感と共鳴が響き合うようになり、この瞬間のお客様の状態を感じ取り、その状態に有効な型やセンがわかるようになり、症状改善へと繋がるようなタイ古式マッサージへと進化します。ここまで来たら「サティ」という空の入口の存在からのメッセージはもうすぐそこです。ウインドチャンネルが開かれるとどんな世界が広がっているのでしょう?タイ古式マッサージのセラピストとなった醍醐味を堪能できる瞬間です☆

慈悲喜捨の行い

「自分のことを信頼しているか?」と問われたら「信じられることもあれば、まったく信じられないこともある」と答えます。「子供達の幸せを心から願っている」とは言い切れますが、その幸せの中身や質についてはよくわかっておらず、自分の考えにほとんど自信がありません。私の頭に浮かぶひらめきや思いつきはコロコロと変わってしまうので全然アテになりません。今この瞬間に「こうしよう!」と強く心に決めても翌日には「やっぱりなぁ~」と結局行動には移せない、ということも多々あります。迷わず即決できることもあれば、自信が持てなくて決断できないこともあり、「それはなぜか?」を自分なりに分析してみますと、知識や情報、経験の不足や責任の比重が影響しているように思います。「考えても仕方がないし、とりあえず今は保留」という具合に、考えることをやめようとしてもそうもいかないのですが、タイ古式をやると余計な感情がなくなり必要な価値観だけが残ります。お客様のお身体に触れながら、風を感じながら自分のことをつらつらと考えているので、思考や感情が半分になります。ポイントは「風を感じながら」という部分です。自然界のエネルギーやお客様の中に備わっている自然治癒力が私を助けてくれます。もちろんその治癒力を引き出していきますので、お客様のコンディションも整うという性質から「2人ヨガ」と呼ばれています。

※2人ヨガとは横になって他者に身体を動かしてもらうという表面上の行いのことを示すものではありません。

風は私に近づいてきたかと思うと何もなかったかのようにスーっと通り過ぎていきます。その絶妙な距離感や干渉せず、深入りせず、印象を残さない優しさは「お釈迦様の慈悲の心」そのものです。タイ古式ではイメージを使いませんので、イメージではなく慈悲を感じているのです。喜びや快の感覚は残し、苦しみや悲しみは半分捨ててしまえる、というか風が持って行ってくれます。このように、本来のタイ古式マッサージとは慈悲喜捨の行いで、それを繰り返し行うことで少しずつ自分を信頼していけるようになります。いえ「タイ古式をやっている時の自分は信じられる」が正しい表現です。ということは、タイ古式から離れると再び迷いが生じてしまうのですが、まぁ、続けていれば今よりは少しはマシになっていくだろうと気楽に考えています。

4大要素

タイ古式マッサージを用いて自然界の4大要素(火、水、風、地)に触れることができます。それらはイメージではなく、具体的な感覚で現れます。火は熱感。体中が熱くなると筋肉のハリが柔らかくなります。その後汗をかくなどして水(涙や鼻水が出ることもあります)が流れます。リンパ液や血液が循環すると関節が緩みます(風の現象)。冷たさやは風の性質でふわりと浮く軽やかさやしなやかさもあります。地は重さの変化を感じます。上に上昇したエネルギーが下へと降りてくるため、頭が軽くなり下半身が重くなります。古代インドのアーユルヴェータやチベット伝統医学では4大要素に「空」を入れて5大要素となりますが、タイ古式の概念では「空の入口」までは行けると言われています。「空の入口」まで行くと、プラトゥーロム(深い風、崇高な風)が発生し、息苦しくなったり身体をバタバタと動かしたくなるような衝動にかられます。プラトゥーロムがバンタ(チャクラ)を開き、SENを通して全身をまわると徐々に息苦しい感覚はなくなり、心地いい感覚でゆっくり静かに着地(グラウンディング)します。ピンガラー回路より頭に上昇した風がイダー回路を経由してらせんを描きながらグルグルと足元へと降りていきます。タイ古式マッサージは私達が本来持っている感覚を呼び覚ましていくための技です。