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タイ古式マッサージのマニアックな話

タイ古式マッサージとはこんなに奥が深いのです

4大要素

タイ古式マッサージを用いて自然界の4大要素(火、水、風、地)に触れることができます。それらはイメージではなく、具体的な感覚で現れます。火は熱感。体中が熱くなると筋肉のハリが柔らかくなります。その後汗をかくなどして水(涙や鼻水が出ることもあります)が流れます。リンパ液や血液が循環すると関節が緩みます(風の現象)。冷たさやは風の性質でふわりと浮く軽やかさやしなやかさもあります。地は重さの変化を感じます。上に上昇したエネルギーが下へと降りてくるため、頭が軽くなり下半身が重くなります。古代インドのアーユルヴェータやチベット伝統医学では4大要素に「空」を入れて5大要素となりますが、タイ古式の概念では「空の入口」までは行けると言われています。「空の入口」まで行くと、プラトゥーロム(深い風、崇高な風)が発生し、息苦しくなったり身体をバタバタと動かしたくなるような衝動にかられます。プラトゥーロムがバンタ(チャクラ)を開き、SENを通して全身をまわると徐々に息苦しい感覚はなくなり、心地いい感覚でゆっくり静かに着地(グラウンディング)します。ピンガラー回路より頭に上昇した風がイダー回路を経由してらせんを描きながらグルグルと足元へと降りていきます。タイ古式マッサージは私達が本来持っている感覚を呼び覚ましていくための技です。

 

 

口伝伝承の技

私の行うタイ古式マッサージは体の内と外に存在するLom(風)のエネルギーを用いて心身のバランスを整えていきます。

「風」とはこの世に存在する万物を司る四大要素:地、水、風、火の風であり、体内に内在する3つのドーシャ(生命エネルギー):ヴァータ(風)、ピッタ(火)、カファ(水)、ヴァータ(風)です。ヴァータはピッタとカファを動かし、その働きを調整するのに役立つとされ3つのドーシャの中では最重要要素と考えられています。風は体の機能にも影響を及ぼしますが、思考や感情といった心の動きを調節し、5感で経験したあらゆる思考や感情を心身に反映させそれに応じた反応を表に出します。

※参考文献「タイ式マッサージ ~タイ伝統医療の理論とテクニック~」より

 上記に記載されている風の作用を用いたタイ古式マッサージを行います。痛みや刺激はほとんどなく、皮膚、筋肉、骨など表面的な部分に触れるというよりは身体の内側に触れて内側に備わる自然治癒力に働きかけていきます。触覚を軸に、味覚、視覚、聴覚、嗅覚でもLomを感じます。練習を重ねていくと、施術者自身の優れている感覚が開花し、その人にしかできないオリジナルなタイ古式マッサージへと進化を遂げていきます。このように、自然界のエネルギーを用いたタイ古式マッサージを施すと、心と体が軽くなりタイ古式が終わる頃には地へと導かれ、グラウンディングします。風が動き出すとトリバンタ(ムーラバンダ、ウディヤナバンダ、ジャーランダバンダ)が発動し、サードアイが開きます。この現象を「サティ」といい、「なんでそんなことがわかるの?」という「ひらめき」が古代の叡智として降ってきます。

口伝伝承で受け継がれてきた人類最古のタイ古式マッサージです。

 

 

対極のセラピスト

東京での話。

待ち時間にマッサージを受けようと思い、駅ビルの中のストレッチ系の店に行くが、満了で予約は取れず、、、。次に電話した店は「駅よりやや離れてますが、トゥクトゥクでお迎えに行きますよ」と言われたけど、待ち合わせの場所がよくわからないくて断念。次に目をつけた店はその日が定休日と書かれてあり、これまたNG。4件目に電話した場所でようやく予約が取れた。初めての場所の初めての店なので電話で行き方を尋ねると「○ット○ッパーを見て電話してますよね?行き方記載してますけど、、、」とややめんどくさそうにしていたけど、結局教えてくれた。うん、確かに駅からは近いけど少しわかりずらい。しかも途中で「男性セラピストかぁ~」と思ったりしているうちにお店の看板を見つけ「このお店はどこですか?」と建物の前にいた男性に聞くと「ウチの息子がやってます」というそのひと言に「この方の息子さんなら大丈夫」と勝手に安心。お店はきれいなマンションの一室で90分のタイ古式がスタート。男性セラピストさんは東京のスクールに通った後、本国タイでも学び、今は国家資格習得のため、学校で勉強中だという。なんと志の高い方なのか!私もタイ古式のセラピストだと話し、おしゃべり。同じタイ古式のセラピストではあるが、一方は結果の出る技術を追求し、私は結果がでなくてもいい技術を目指している、しかも本気で(笑)。面白いね、不思議だね。マッサージ終了後、少しだけ私の技法も試してもらった。私はよくこーゆーことをやってしまう。

「皮膚を動かしている感じですね」

「そうですね、内側のロムを動かしていくので『ナーブタッチ』と呼ばれてますが、レックチャイヤのそれとは違いますよ」

男性セラピストさんはますますよくわからないという顔をしていたけど、そもそも私のタイ古式はよくわからない感じががウリだから、いいのかな~。

またいつの日か彼の施術を受けたいなと思った。いい出会いに感謝♪

三私無

東京に行くと必ず神保町の原書房に立ち寄ります。狭い店内で一冊、一冊、興味のある本を手に取ってパラパラとめくり、内容と金額が合う数冊を一か所にまとめておいて、最後にその中から厳選した数冊を購入します。私はタイ古式と占いのサロンをやっていますが、占いは古い書籍(昭和4、50年代)を参考にしています。しかも、チャート表や難しい計算のいらない極めてシンプルな算出法でなければダメです。悩みも答えも突き詰めていくと結局はシンプルです。タイ古式を受けると「なんでこんなことで悩んでいたのだろう?」と思えますし、悩み事に対する解決策、方向性、ぶっちゃけ答えもお客様の中では既に決まっていることの方が多いので、占いも「やっぱりそうだよな~」とお客様ご自身が納得いただけるよう、少し後押しをする程度です。

今回は4冊購入。ヨガの本1冊、仏教の本1冊、数霊術の本2冊、合計7000円也。数秘の本2冊は飛行機の中でサッと読みました。熟読ではなく、ナナメ読みする程度を何度も繰り返します。その本の中の「三私無(天、地、日月)」という言葉が気になったので後日調べてみると

天に私覆(しふく)なく、地に私載(しさい)なく、日月私照(ししょう)なし。

天は万物を覆って、特定の個人のみを覆うようなことはせず、地は万物を載せ、一人のみを載せることはしない、日月は公平に万物を照らし偏ることがない。天地日月はすべてに公平無私なことを言う、とありました。

なるほど。そういうことを踏まえた上で今後もタイ古式マッサージと占いをやっていこうと思いました。LUNA SUN CHI 月と太陽と大地⇔天。ある日急にひらめいた店の名前にはこんな深い意味があるんですね~。私のアースナンバーは「9」ですから、激しく納得。自分なりの真理とは生活の繰り返し、つまり生きることで少しずつ学んでいくのですね☆ ま、すべて自己満足の世界ですが、足るを満たすことは心地いい行いだと思います!

不思議な魅力あふれるタイ古式マッサージ

私がタイ古式に出会い、タイ古式のセラピストとなってはや8年の歳月が経過しましたが、今なおやればやるほど、知れば知るほど、ますますその魅力に魅了され続けています。と、言っても、私の経歴はちょっと変わっているかもしれません。タイには行ったこともなく、タイに興味(タイ料理は好きです)もさほどなく、今後もタイに行く予定はありません。なぜなら私の学んだ技法はタイ本国ではもう消滅してしまったと聞きました。タイ古式マッサージのルーツ、アーユルヴェータ発祥の地、インドにももう残っていないそうです。私はタイ古式マッサージを地元沖縄で学びました。私の師匠はタイ本国でタイ人の先生よりこの技を分けてもらったそうですが、いつの間にかタイ人の先生の所在もわからなくなり、この技法について詳しく知る手掛かりを探すのは難しくなってしまいました。でもそこからもう既にミステリアスで神秘的だと思うのは私だけでしょうか!?

私の行うタイ古式マッサージはいわゆる世界一気持ちいいマッサージではありませんし、ストレッチを利かして身体全体を伸ばしたり、ツボやセンを押して血行を良くしていくような流れではありませんが、もっと別の、もっと他の着眼点やアプローチ法で心身を楽に緩めていきます。「タイ古式マッサージを受けるとこうなる」という明確な目的地はありません。にもかかわらず、理由や理屈はさておき、ふと思い立った、ふとタイ古式を思い出した時に、なんとなく受けたくなります。そこに「なぜ?」や「どうして?」の理由は存在しないと言いましょうか、理由は人それぞれです。どんな心模様やコンディションであろうともタイ古式は自由自在に対応します。その時必要な場所へと受け手と施術者を導いてくれます。既存のタイ古式マッサージとは一味違う不思議な魅力あるれるもう一つのタイ古式マッサージ(通称2人ヨガ)のマニアックな世界へようこそ。体内に存在するエネルギーロムの扉を開けたその先へと皆様をご案内します。

どうぞよろしくお願いします。